~Em乱数産色ラルトスGOTCHA!スペシャル2020~
エメラルドで孵化乱数で色ラルトスを出しましたのでその体験談や覚書、参考にしたものや使ったツールなど。
Q.なんでわざわざエメラルドでやったの?
A.だってエメラルド好きなんだもん!
Q.乱数調整のご経験は?
A.BWで6Vメタモンを出したくらいなので三世代に関しては無知
・まずは裏IDを調べる
色違いを出すとなると裏IDっていう隠しパラメータ的なものが必要になるそうなので、まずはそれを調べました。調べ方についてはこちらのブログ記事を参考にしました。
merupoke.blog.fc2.com裏IDの特定のためには色違いのポケモンの個体値がほぼ必須です。
色違いが欲しくて乱数やってるのにその前提に色違いが必要ってどういうことだよ!って嘆きかけたんですが、幸いにしてたまたま努力値もなんも入ってないレベル30の野生産色メノクラゲがボックスに居たため、その子の個体値を調べてみることにしました。
調べてみた結果がこちらの画像になります。
個体値計算はいろいろなサイトやツールで行えるのですが、今回はこちらを使いました。
基本的に能力値の数値が大きいほど個体値の判別はしやすくなるので、育て屋でレベルを45くらいまで上げ、その後ふしぎなアメを与えて能力値の上昇幅を見て絞り込みをしました。
これがま~~そこそこ大変でしたね……
ルビーサファイアの育成テクニック?で坂ダッシュと呼ばれるものがありまして、レベル上げをしたいポケモンを育て屋に預けてマッハ自転車じゃないと登れない坂にダート自転車で向かってひたすら滑り落ちて歩数を稼ぎ、育て屋で経験値を稼ぐというものなんですね。というか最近こちらのページを検索で見かけて知ったのですが……
https://tunopoke.sakura.ne.jp/column/dash.html
それを今回エメラルドでやってみようと思って実際にやってみたのですが、いつまで経ってもレベルが全然上がらない。
なぜかと思ってまたググったり調べてみたんですが、どうやらエメラルドだとこの方法はナーフされた……っぽい……らしいんですよ。
ちらほらと「エメラルドでもこの方法で育ててたぜ!」って声もあるんですが、「エメラルドだと無理ですよ」っていう声もあり……正直私は第三世代の仕様に詳しくないのでどちらが真実なのかはあんまりわかんないんですけど、私の体感ではちょっと無理っぽいかなという感じです。
というわけで結局、ひたすらキンセツ~シダケ間の道を往復していました。キツい。
そうして苦労してレベル45まで上げたのち、アメ(二つしか持ってなかった)で絞り込みもしたんですが、それでも個体値が確定しきれず、最終的にはドククラゲに進化した際の能力値も参考にして、メノクラゲ時の個体値の幅と合わせて自分で絞り込みを行いました。
メノクラゲにアメを2個与えて進化キャンセルした時に求められる個体値の幅、メノクラゲにアメを一個与えた時点で進化させた時に求められる幅、メノクラゲにアメを二個与えた時点で進化させ以下略……みたいな差分を作って検証していました。2~3かつ3~4なら3しかありえんな……みたいな。だから画像にドククラゲの名前もあったんですね。
で、求まった個体値をcalcpidというツールに入力し、色違いPID(性格値のことをPIDとも呼ぶそうな)を計算してもらいます。
個体値計算方法はNormal D/P or GBAを選択しました。Non/EventD/P or GBAで計算したら私は失敗しました。NormalとNon/Eventの違いってなに……??(わからない)
下の方のウインドウに出ている裏IDは 33416~33423というのがどうやら私のセーブデータの裏IDらしいです。これが本当に合っているのか?検証のために実際に乱数で色違いを出してみましょう。
・ドキドキ初遭遇乱数産色違い!
というわけで使うのはこちら、3genSearchです。
今回狙うのは草むら……あまいかおりで出てくるポケモンたちの中から適当に誰か……じゃあそらのはしら1Fに出てくるポケモンたちで一番必要フレーム数が少ないネンドールにしましょうか。
表IDと裏ID、どれくらいの範囲のフレームを指定するか、どのmethodで行うか、どのフィールドで行うか、の設定をして、色違いのみの出力にチェックをつけ、計算した結果が上の画像です。
methodについてなのですが、私は今回はmethod2で検索しています。
詳しくは調べても理解しきれなかったんですが、ざっくり把握した範囲ではRSの野生、Emの固定シンボルに関してはmethod1、Emの野生ならmethod2、GC環境でプレイしているならmethod4で検索するといいらしいです。メソッドズレとかいって違うメソッドの個体が出ることもあったりなかったりするそうで……よくわからないです。とりあえず私はGBASPでのプレイのEmの野生ではmethod2で失敗したことはありませんでした。
画面上のリストを見ていきます。選択した行に8192fで色ネンドールが出ると結果が出ていますね。出てくるフレームは特定したので、それを目指して調整していきます。実際の作業はこちらの動画が大変わかりやすく、参考にさせていただきました!
youtu.beこちらの動画では色違いは狙ってはいませんが、やることは同じです。目的のフレームにエンカウントすることができれば色違いが出現します。
実際に捕まえた個体が個体値は合ってるのに光ってない!という場合は、おそらく裏IDが間違っているので、計算方法を変えてみるとか何かミスはしてないかをチェックするといいと思います。(一敗)
というわけで無事色ネンドールを捕まえることができました!裏IDはこれで確定だ!
(ネンドールは色違いがちょっと分かりづらいんですけどちゃんと光ってますよ!)
・ここで問題が浮上する
あとはこの方法で102ばんどうろで色ラルトスを出すだけだな、と安心しきっていたのですが、ここでひとつの問題が浮上しました。こちらの画像をご覧ください。102ばんどうろで色ラルトスの出るフレームを検索した結果なのですが……
なんかフレームの桁が多くないですか!?
123808f、秒に直すと2063.46秒、つまり最低でもおよそ34分も待たなくてはいけないという結果が出ました。うそ……そんな……絶対根気が持たない……
というわけで、野生ではなく孵化で色ラルトスを出すことにしました。
・孵化乱数、そして人類の英知
まずはこちらの動画、そして下記のブログ記事をご覧ください。
2018年(最近!すごい!)になって生み出された孵化乱数の新しい方法とそのツールです。
従来のやり方ではいろいろと手間が多かったらしい(パッチールを孵化させて性格値を調べたりだのなんだの)のですが、こちらのポケナビ確認法ではパッチールの孵化が不要となりとっても便利。というわけで色違いのたまごがもらえるフレームをツールで出してもらったのがこちら。
7623fに差分39でポケモンレンジャーのマナミから着信が来るらしく、それと同時に発見されたたまごが色違いになるそうです。つまり、39から21(ラティ未捕獲なので)を引いた数、18の差分を消費して7623目にエントリーコールを鳴らせば成功するわけですね。この18の差分の消費についてなのですが、私は
- メニューを開き、ポケモンを選択、画面を閉じメニューへ戻る(合計3消費)
- メニューを閉じる(合計4消費)
- メニューを開き、ポケモンを選択、画面を閉じメニューへ戻る(合計7消費)
- メニューを開き、ポケモンを選択、画面を閉じメニューへ戻る(合計10消費)
- メニューを開き、ポケモンを選択、画面を閉じメニューへ戻る(合計13消費)
- メニューを閉じる(合計14消費)
- メニューを開き、ポケモンを選択、画面を閉じメニューへ戻る(合計17消費)
- メニューを閉じる(合計18消費)
の手順で消費しました。一見ややこしくても慣れればサクサク行ける!
そして何度かの1/60秒を狙う戦いのうち……
・GOTCHA!(孵化)
やったー!生まれたぞ!色ラルトス!!
(これも実機の写真じゃよくわからないけどちゃんと色です)
性格もゆうかん、イタ電ツールで割り出した通りですね!
こうして私は色ラルトスを手に入れることができたのです……!
・おわりに
思ったよりも簡単に手に入れるできましたが、こんなにも簡単なのはやっぱり先人たちの研究のおかげでしかないので、本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます!
色ラルトスちゃんはせっかくなのでコンテスト制覇もできればさせたいですね。制覇は難しくても一部門くらいならなんとかいけないかしら!でも時計止まってるからきのみどうしようかな……サブROM周回するしかないのかな……コンテストリボンだけならORASでいいんですけど、せっかくならブロマイドリボンも欲しいし……
そんな感じでした!それでは~